テニミュ3rdシーズンが終わりました
2020年2月16日、全国立海(後編)公演が大千秋楽を迎え、テニミュ3rdシーズン本公演が全て終了しました。大好きなテニミュを知ってもらいたいので、テニミュとは？から私とテニミュが出会った話まで、書きたいと思います。
テニミュとは？
さすがにみんなテニミュという単語は聞いたことがあるのではないでしょうか？許斐剛先生原作の漫画「テニスの王子様」を舞台化、ミュージカル化したものです。知ってますよね？2003年から1stシーズンがスタートし、2ndシーズン、3rdシーズンと続いてきました。
いやシーズンってなに？
ですよね。主人公「越前リョーマ」が青春学園中等部に入学、テニス部に入部するところから、全国優勝するまでのストーリーをワンシーズンとカウントします。青春学園テニス部(以後青学と略します)は、地区予選、都大会、関東大会、全国大会と戦っていき、ざっくり言うと、戦う相手校ごとに公演が行われます。
3rdシーズンは2015年2月に地区予選「青学vs不動峰」公演から始まり、先日、2020年2月に「全国大会 青学vs立海」公演で全国優勝！ワンシーズンが終わった、というわけなんですね。気づきました？そう、テニミュは入部→優勝というひとつのストーリーを4年かけて完成させているのです。
○代目青学問題
この長い公演期間、途中で主役校「青学」のキャスト総入れ替えが行われます。(卒業とも呼ばれます。)これが○代目青学が生まれる秘密です！
(これが、テニミュを知らない人に伝えるにはまあ難しい。ここまで読んでくれた皆さん、伝わっていますか？)
1stから2ndシーズンで7代の青学が生まれました。つまり、3rdシーズンは8代目青学からスタートしたということです。
卒業制度と絡めると、
8代目青学は関東大会「青学vs氷帝」公演で卒業。
9代目青学は全国大会「青学vs比嘉」公演で卒業。
8、9代目からのバトンを受け取った10代目青学は全国大会「青学vs立海」公演で優勝！そして卒業。3rdシーズンは幕を閉じる…。
となるわけでございます。
(テニミュに詳しい人へ:本公演のみで卒業を考えた場合の話です)
さて、テニミュ3rdシーズンについて理解していただいた、ということでここからは私の話をします。
テニミュとの出会い
私がテニミュに出会ったのは2016年。高校2年生のときです。テニミュオタクの友達が貸してくれたのは「3rdシーズン 青学vs聖ルドルフ」のDVDでした。テニスの王子様の知識すら0だった私は、付属のパンフレットのキャラ名と役者名とを見比べながら、必死でDVDを見ました。衝撃でした。舞台を端から端まで全力でかけ抜けるキャスト、キラキラの歌とダンス、照明と音だけでボールが見えて、試合が見えてしまう空間、バクステ映像で分かるキャストの努力とギャップ。完全にハマってしまいました。テニプリの知識すらなかった私が。はい、この時青学を演じているのが、大好きな8代目青学のキャストさんたちなんですね。
私と8代目
そんな感じでまんまとテニミュ沼にハマってしまった私は、2016年9月、きっかけをくれた友達と2人で宮城にテニミュを観に行きました。(この時観た公演は関東氷帝、そう、8代目の卒業公演です。)初めてチケットを買って、初めて遠征して、初めて生で舞台を観ました。まさかの通路席で、アンコール曲では真横でキャストが歌って踊ってくれたことを覚えています。終わった後、手が震えて、腰が抜けて、立ち上がれなくなりました笑。たった1回、この初めての観劇で、たくさんのキラキラとパワーをもらいました。テニミュってすごい。8代目青学が大好きで特別なものになると同時に、卒業しないで、と強く思いました。
8代目卒業の日、私たちはライブビューイングで観劇しました。青学が全員で歌い始めた瞬間、宮城で見た時よりもパワーアップして強くなって、かっこよくなっている8代目を見て、涙が止まりませんでした。公演中ずっと泣いてた気がする。
8代目卒業が受け入れられなくて、9代目青学が受け入れられなくて、大学受験に向けての勉強を理由に、テニミュから離れることにしました。この時期つらかったな…
私と9代目
9代目のオタクには大変申し訳ないんだけど、以上の理由から9代目にはほぼ触れていませんでした。
大学受験も無事終わり、8代目青学への執着も薄れていた2018年5月、Dream Liveに行くことになりました。Dream Liveとは、ストーリーメインの本公演から離れ、歌・ダンスなどのパフォーマンスメインのコンサート公演のことなんですが、この「Dream Live2018」で9代目青学は卒業だったんです。1回くらい9代目を見ておきたいよね、という軽い気持ちで入った公演でした。正直、本公演1回も行ってないから曲も知らないわキャストもうろ覚えだわで、全くモチベなかったです。が、結果、ボロッボロに泣きました。もちろん感動して。私の中の9代目青学って、歌もダンスもまだまだで、ウィッグも似合わなくて、衣装に着られてる、小さくて、幼い子たちという印象だったんです。実際に見た彼らは、想像の100億倍くらい成長していました。そこには確かに、青春学園テニス部のみんながいたんです…。「ああなんで私はこの子たちを応援してこれなかったんだろう。成長を見逃してしまった。」と思ってめちゃくちゃ後悔しました。10代目青学は悔いのないように応援してあげよう！と誓いました。
私と10代目
9代目卒業から約2ヶ月。2018年7月。ついに10代目青学のデビュー戦「全国大会 青学vs氷帝」公演が始まりました。私が観に行ったのは東京公演3日目。初めて見た感想は「めちゃ完成度高え！」です。え、ほんとに3日目？彼らをキャスティングしたネルケプランニングさんの本気を感じる…！3rd集大成という感じがしました。ふとした瞬間、卒業した過去キャストの姿と重なったりして…泣けました。(泣きすぎ)
私が次にこの公演を観たのは9月の東京凱旋公演。地方を回ってきた彼らは確実にレベルアップしていて、台詞は同じなのに細かい動きや感情が加わって、見え方が全く違いましたね。なにより自信を持って演じているのがバシバシ伝わってきて、そう！そうなんだよ！これがテニミュなんだよ！ってなりました。
次の試合「青学vs四天宝寺」公演は、テストと部活とバイトに追われ、宮城に2回しか観に行けませんでした。ごめんね四天…！宮城公演の日は2月3日。節分！テニミュ式豆まき！公演終了後、年男のキャストが袴に着替えて客席に豆をまくイベントです。DVDで観るしかなかったイベント！参加できてとにかく楽しかった！テニミュ式豆まきに参加できたのはとっても貴重な体験でした。
そしていよいよ決勝戦「全国大会 青学vs立海」公演。前編、後編に分けて公演が行われました。
前編では初めて、テニミュを観に大阪に遠征しました。大阪2回。凱旋2回の計4回観劇したんですが、何回観ても、勝ち進んできた青学メンバーと、3rd集大成という大役を担う10代目青学のキャストが重なって泣いてしまう。あと相手校の立海、超強い。歌うますぎです。まじでこのままじゃ負けると思いました笑。前編は「リョーマvs幸村」の試合を残して引き分けで終了します。
後編は「リョーマvs幸村」の試合と「3年生卒業」がメインのストーリー。全力で戦うリョーマと、リョーマ役の阿久津仁愛さん(愛称:にちかちゃん。9、10代目のリョーマ役なので、2016年から演じ続けています。)の姿が重なって、また泣く。キャラとキャストが重なって見えるのもテニミュの醍醐味だと思います。
後編の東京凱旋公演は休演日なしの16公演という超ハードスケジュール。
15日昼の時点で、のど大丈夫か？と心配してしまうほど高い音が危なかったにちかちゃん。
15日夜は、祈るような気持ちでした。どうか大千秋楽までもってくれ…！
16日昼、にちかちゃん大丈夫かな〜と思いながら観劇。高音が出なかったあの曲、にちかちゃんは歌い方を変えてきました。丁寧に高い音を歌うにちかちゃんを見て、彼は1人のプロの俳優「阿久津仁愛」になったんだ…と実感しました。泣きました。
そして16日夜。大千秋楽。ライブビューイング用のカメラ。いつもと違う緊張感のある満員の客席。幕の向こうから聞こえる円陣の声。全部、絶対に忘れないです。あの2時間45分に、たった2時間45分に、2015年から始まった3rdシーズンの全てが詰まっていました。その場にいることができて、本当に幸せでした。公演の内容に細かく触れてたらこのブログ終わらないので、気になった方はぜひDVD観てください笑。
公演終了後、カーテンコールの拍手の中出てきたにちかちゃん。満面の笑みで、大きく力強くガッツポーズをしてくれました。あなたはどれほどのプレッシャーと不安と戦ってきたんだろう…？越前リョーマとして戦い続けてくれてありがとう。おばさん、感動しちゃったよ……ぐすん
まとめ
以上、私からテニミュ3rdシーズンへのラブレターでした。テニミュに出会わせてくれた友達には感謝してもしきれません。テニミュに出会ったことで、私の人生は確実に大きく変わりました。テニミュがあったから、楽しいも苦しいも悔しいも嬉しいも、経験できました。今の私があるのはテニミュのおかげです。私の青春で、生きがいでした。
8代目、9代目、10代目青学と、対戦校と、その他キャスト、スタッフの皆さんと私たちファンが共に駆け抜けたテニミュ3rdシーズンは幕を閉じました。
本公演は終わったけど、Dream Liveがまだ残ってますし！まだまだ楽しみますけどね！！
4thシーズンが始まったらぜひ皆さんも一緒に応援しましょう。ここまで読んでくれてありがとうございました。
グッバイアンドシーユーアゲイン！
